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色々とやっていくよ

原付免許が変わる?何年も前から言われているような・・・

2023年1月現在、普通自動車免許に原付免許が付帯されています

原付(50ccバイク)は普通免許に付帯されてるので、気軽に乗れるが様々な規制があり、決して使い勝手が良いとは言えません

そんな原付免許で原付2種も乗れる?と、噂されています

もし、普通自動車免許に付帯されている原付免許で原付2種を乗れたらいいのに!と昔から思っていたので、現実にそうなったら嬉しいニュースになります

 

しかし、原付免許で原付2種が乗れる?と言う噂は何年も前からある話です

本当に原付免許で原付2種が乗れるのか?を実際に調べてみました

 

原付免許

原付の正式名称は「原動機付自転車」です

原動機はエンジンなので、エンジンの付いている自転車になります

名所は様々あり、「原付」「原チャリ」「チャリンコバイク」など呼ばれます

排気量が50以下で、最高速度は30kmまでしか出せません(それ以上はスピード違反で減点されます)

2人乗りは禁止。傘さし運転禁止

原付限定の交差点での右折方法があります

片側3車線以上の交差点・もしくは2段階右折の標識のある交差点では、2段階右折をしなければなりません

2段階右折をしなかった場合、1点減点。3000円の反則金があります

 

原付2種

一方、排気量が125cc以下の原付もあります

50cc以下が原付1種。51cc~125cc以下が原付2種と呼ばれています

原付2種の正式名称は「第二種原動機付自転車」と呼ばれます

必要な免許は「小型限定普通二輪」になります

ちなみに道路運送車両法上の車両の区分での名称が「原付2種」です

この「原付2種」を乗るために必要な免許は「小型限定普通二輪」以上の2輪免許になります

 

この原付2種は、原付1種に比べて優遇されています

まず原付1種の最高時速30kmに対し原付2種は時速60kmまで出すことが出来ます

と言っても、走っている道路の最高速度に従わないとスピード違反になります(-_-;)

そして2段階右折がなくなり、原付1種であった右折のストレスがなくなります

また、原付2種は2人乗りが出来るようになり利便性が大幅に向上しました

 

メリットだらけの原付2種ですが、デメリットもあります

原付2種のデメリット
  1. 高速道路には入れない
  2. 普通自動車免許に付帯していないので、新規に免許を修得しなければならない

原付2種は高速道路に乗れません

高速道路に乗れるのは126cc以上になるので、原付2種は乗ることが出来ません

二輪車で高速道路に乗るためには普通自動二輪免許以上が必要になり、使用するバイクも126cc以上必要です

 

そして原付2種は、普通自動車免許を修得しても付帯してきません

わざわざ小型限定普通二輪以上の2輪免許を修得する必要があります

ちょい乗りしたいだけなのに、お金と時間を使ってまで原付2種を取りたくない。と言う人が多いです

 

なぜ原付が変わると言われているか

今の原付1種(50ccバイク)では、令和2年の排気ガス規制に対応させるのは困難なので、全国オートバイ協同組合連合会の働きかけによって3年間の猶予を貰いました

この3年の猶予がもらえなければ、新車の50ccバイクが生産終了され、かわりに電動スクーターのみになっていました

ですので、3年の猶予の内に排ガス規制に対応させなければなりません

50ccバイクを存続させるための3つの案が提言されています

存続させるための3案
  1. 現行モデルを令和2年排ガス規制対応にする
  2. 設計の最高時速50kmにし、排ガス規制対応しない
  3. 125ccクラスモデルの最高出力を50cc相当に制御する

①現行モデルを令和2年排ガス規制対応にする

令和2年排ガス規制に対応させるのが困難です

技術面・コスト面から ほぼ不可能です

②設計の最高時速50kmにし、排ガス規制対応しない

50ccバイクは一般的に最高時速60kmで設計されています

最高時速50kmを設計している一部のモデルは、過去の平成18年排ガス規制をクリアしていれば、生産可能となっている

一般的な50ccモデルもこれに合わせて50km/hに落とすことで存続可能となります

しかし、速度を制御すると加速/登坂性能に大きく影響します

その為、現実的な選択肢ではないと思えます

③125ccクラスモデルの最高出力を50cc相当に制御する

125ccクラスのバイクは触媒温度を高めて浄化性能を発揮させるまでの時間が短く規制対応が可能になります

また、最高出力制御であれば加速性能はほぼ同等で商品性は損なわれません

50ccと125ccバイクを比べても車体や重量に大きな違いはなく、運転に関しても同じように取り回せます

販売規模は、アジア地域では50~200万台あり国内50ccの2.5万台規模よりもコスト的なメリットがあります

125ccバイクの出力を抑えるのが現実的で、この方向で各方面 動き出しているようです

原付で125cc乗れても。問題がある

原付免許で125ccを乗れたとしても、二段階右折や最高時速30km制限が解除されるとは、一言も明言されていません

あくまで、技術・コスト的に現状の50㏄バイクが存続できない

だから、50ccの代わりに125ccバイクをパワーダウンさせて販売するかもよ?ってだけです

例え原付免許で125cc乗れたとしても、原付免許の二段階右折や最高時速30km制限が残るのであれば、私たちには何のメリットがありません

その為の法律の整備がどうなるか?が重要になります

結論!期待外れになる!

原付免許で125ccバイクは載せてあげるけど、50ccバイクと同じように制限を付けますよ

多分、ナンバープレートの色でパワーダウンタイプか、ノーマルパワーの原付2種かを判別するんじゃないかと、思います

文字にしたら「原付免許で原付2種が乗れるよ」は、今後3年以内に実現すると思います

しかし、原付免許しか持っていない人は、50cc同様に二段階右折や30km制限が残ると思います

 

ですので、私たちにメリットはナシです

私たちが望んでいるのは排気量が50ccだろうが125ccだろうが、なんだっていいんです

原付免許で、二段階右折と30km制限のないバイクに乗りたいだけなのです